勉強のやる気スイッチの入れ方

社会人になると、いざ資格試験の勉強をしようとしても「なんとなく気分が乗らない」「やる気が出ない」となりがちです。実際、仕事から帰ってきて、すぐにモチベーションをあげるのは難しいものです。人は機械ではないため、時間になると集中力を発揮して時間通りに勉強を終わらせる、というルーティーンを実現するのは難しいでしょう。

動きたくない状態からモチベーションを上げたいなら、手始めに昨日勉強した部分の復習を軽くやってみることをおすすめします。「この問題ができなかった」「今度はこう考えれば解けそうだ」と問題を解いているうちに、自然と勉強のスイッチが入るようになってきます。またそれは復習にもなり、暗記効率もアップします。ただし、あくまでも本格的な勉強までのウォーミングアップだということを忘れずに。復習は短時間で済ませるようにしましょう。

とにかく気分が乗らなくても、ちょっとだけでも勉強に手をつけるのがコツです。とりあえず勉強をはじめてみれば、そのモードになって勉強のやる気スイッチが入ってくるようになります。その際、焦って数ページを一気にやろうと自分を鼓舞しがちですが、それはやる気を削ぐ行為になってしまいます。「1問だけ問題を解いてみる」「1ページだけ参考書を読む」といった、軽い気持ちで勉強のハードルを下げることが大切です。1問解き終わった後は、もう1問だけ解いてみようと思うようになり、気がつけば1時間集中して勉強してしまうようなケースも出てくるでしょう。